伝える方法
どのような方法を使うかによって、相手の受け取り方は変わります。
文章で読むのか。
写真や図を見るのか。
映像として動きや音と一緒に見るのか。
伝える内容が同じでも、使う表現によって分かりやすくなる部分もあれば、
かえって伝わりにくくなる部分もあります。
読む情報が持つ特徴
文章などの読む情報では、受け手が自分の理解に合わせて読み進めることができます。
分かりにくい部分では立ち止まり、すでに理解している部分は早く読み進めるができます。
必要なところを読み直しながら、自分の中で整理することもできます。
伝える側が決めた速さではなく、読む側が自分で情報の進み方を調整できることは、
読む情報が持つ特徴の一つです。
一方で、文章から状況や動きを理解するためには、
書かれている内容を頭の中で組み立てなければならない場合があります。
動きを見せる
映像では物の動きや変化、その順番、速さ、タイミングなどを、
時間の流れに沿って見せることができます。
文章で「右に動かす」「少しずつ回す」と説明しても、
どの程度なのかは人によって受け取り方が変わります。
映像であれば、その動きを実際に見せることができます。
文章だけでは頭の中で想像しなければならないことも、
映像として示すことで理解しやすくなる場合があります。
ただし、映像にすればどのような内容でも伝わりやすくなるというわけではありません。
映像には作り手が決めた時間の流れがあります。
見る人は、その流れに沿って情報を受け取ります。
停止や巻き戻しはできますが、情報を受け取る感覚が読む情報とは異なります。
伝わりやすい方法を考える
読む情報にも映像にも、それぞれ異なる特徴があります。
誰に、何を、どのように理解してもらいたいのか。
そのためには、どのような表現方法が最も伝わりやすいのか。
伝える内容と相手のことを考えながら、適した方法を探す必要があります。
伝わりやすい表現を考えることは、言葉や見た目を整えることだけではありません。
何を使って伝えるのかを考えることも、「伝える」を「伝わる」に近づけるための大切な工程です。